株式会社ビクセン
代表取締役社長 新妻和重 様
取締役 新規事業営業部 部長 福島 福三 様
取締役 国内営業部 部長 成相 茂雄 様
新規事業営業部 新規事業課 課長 古川 淳治 様
多様性を認め、営業パーソンの力を最大限に発揮する組織づくりに挑む
(ご回答者:取締役 新規事業営業部 部長 福島 福三 様)
- ソフトブレーン・サービスのアセスメントに対し、何か躊躇することや、心配事はございましたか?
- アセスメントについて、当初は社長から各個人の性格やレベル・タイプがわかるといった簡単な話は聞いていました。ただその結果があまりにもアバウトだと、むしろ誤解を招くのではないかという懸念は正直なところありましたね。その結果として漠然としたイメージが付いて、上層部に誤ったイメージで評価されるのではないかと心配でした。
しかしそういった不安は結果を受け取ってすぐに解消しました。出された結果について疑問や違和感を抱くような部分がなかったのです。自分を見直した時に結果として提示された営業スタイルや取り組み方、姿勢など全てが当てはまっていました。今まで形や数値に表われてこなかったものなので、それは非常に良かったなと思います。それに各個人の報告書を見るにつけ、それが想像以上に的確だったのは衝撃的でした。今まで薄々思っていたことに合点がいったというのが率直な意見です。
- 実際に各プログラムを実施してみて、いかがでしたか?
- コミュニケーション研修では、今まで営業で何十年とやってきた自分の姿勢を見直すきっかけになりました。研修中も正しい内容を相手の目線に立ってわかりやすく伝えたはずなのに、相手には正反対に伝わっていたのです。営業でもずっと相手目線で話をしていたのですが、自分の目線から話す方が伝わりやすいことがわかって、この一年間たどたどしくも直すようになりました。こうしたコミュニケーションの目線を変える中で、コミュニケーションに関する衝突は格段に減りました。誤解や話が伝わらないなどのストレスがなくなって、かなりスピーディーに話が伝わるようになったようです。
- ソフトブレーン・サービスのアセスメントデータは現場ではどう活用されていますか?
- 正直なところ、新規事業部メンバーの選考にアセスメントの結果が非常に役立っています。今のメンバーはその時のデータを基に選びました。同じタイプの社員を揃えるのではなく、様々なタイプの社員がいないといけないということがわかったので偏りのないようにしました。アセスメントを受けていなければ、自分と似ているタイプの社員ばかり選んでいたと思います。
営業現場の話で言うとコミュニケーション研修の後に、ある社員の育成方針を大幅に変更したというのがあります。この社員は第一線で活躍させるつもりでいたのですが、アシストやフォローの方が向いていることに気付きました。しかも自ら進んで決断をしていくタイプではないこともわかったので、指示を出すときは明確に伝えるようにしましたね。その結果、業務内容について悩む時間もコミュニケーションのストレスも大きく減ったようで、業務に集中して取り組めるようになったようです。自分の営業活動よりも部下たちに対しての仕事のさせ方、指示の仕方に劇的な効果がありましたね。
- 次回実施するとしたらご要望などはありますか?
- 今回の結果を受けて1年後どうなっているのかを確認するのは、必要なことと思います。受講した社員は全員、表には出さなくても何かしらの気付きがあるはずです。おそらくそれを無意識にでも1年かけて直しているはずなので、そこが改善できているかを確認しないと非常に自分にとって勿体ないのではないかと思います。
(ご回答者:取締役 国内営業部 部長 成相 茂雄 様)
- ソフトブレーン・サービスのアセスメントに対し、どのような第一印象を持たれましたか?
- 前職で既に自己分析の研修を受けていたので、その時の結果とどう変わるのかを知りたくて楽しみでした。研修の内容については前もって具体的に言われていなかったと思います。あまり深く考え込まないようにとも言われていたので、先入観の無い状態で受講しました。
- ソフトブレーン・サービスのアセスメントや研修はどのように役立っているでしょうか?
- 貴社の研修を受けてスキルが上がっているのは確実です。物事もロジカルに考えられるようになりました。ゴールから逆算して物事を考えることについては最初の頃は意識しなければできなかったものですが、今ではそれが普通にできるようになってきています。
部下に関してはタイプによって指示の方法を変えるようになりました。目的だけ共有して後は自由にやらせるタイプがいいのか、型にはめて指示した方がいいのかなどに分けていますね。
それに社長新妻と役員福島と私との相性もとても勉強になりました。私のタイプは決して2人と相性がいいタイプではないのですが、2人には無い特性を持っていることがわかりました。これから会社が歩んでいく中で、お二人とのバランスを取りつつこういった側面を活かしていきたいです。
- ソフトブレーン・サービスのアセスメントについてご要望などはありますか?
- 個人の能力分析の解説などをもう少し聞きたかったです。自分自身の性格を知るために詳しく説明していただきたい。例えば30分程度の面談で各個人の特徴などを確認できる場があるとより活かせるかと思いました。私だと以前に受けた研修と比較が出来ましたが初めて受けたメンバーだとそれができないですし、そういった意味でも面談などがあれば有り難いです。それにそういった面談は上司よりもやはり貴社の方にお願いしたい。弊社の今の仕組みだと上長面談が活きるのは心情的なメンタルケアというところがあるので、テクニカルな部分は外部の方に指導していただくのがいいのではないかと思います。
(ご回答者:新規事業営業部 新規事業課 課長 古川 淳治 様)
- アセスメントの結果や研修を受けて得た気付きなどについてお教えください。
- 特に面白かったのはコミュニケーション研修です。伝え方というのがこれほどまでに重要なのかということがわかりました。人それぞれの個性に合わせた伝え方や、その場での相手の考え方に沿って伝えることについて改めて考え直しましたね。言い方や情報を伝える順序や言葉を選ぶ必要があるということをひしひしと実感する講座だったなと思います。
アセスメント内容の気付きとしては、自分が想定していたことと全く違う結果となったものが多々ありましたね。私は打たれ強いと思っていたのに最も打たれ弱いタイプのようで、そこは非常に驚きました。前職ではこの会社よりプレッシャーが強かったこともあって意外でした。
それに社長自らが個人報告書を社員に公開したのも驚きました。悪いことも全て社員に見せてしまう茶目っ気のある人なのだなと好印象でしたけどね。隠して強がっていてもいいのではと。しかしこうして社長の弱い部分を知って、周りがそれを補完するために活用していけたらと思いますね。
- ソフトブレーン・サービスのアセスメントは当初抱えていた課題にどのように役立っているでしょうか?
- 弊社では中途入社の社員が多いのですが、入社したばかりの社員が研修を行うことでその人の人柄を知って早く馴染むことができるように思いました。研修はペアで行うものなので、ペアを組んだ人の性格についてはその場である程度深く理解することができますよね。自分の性格もオープンにする必要があるので、自分がどういう人間なのかというのも知ってもらえますし、そこは非常に良いと思います。そういう効果を狙うのであれば、入社前の時点でこうした研修を行えることもできるようになったらいいのかもしれません。
皆様、取材のご協力ありがとうございました。
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